Akari

marinosのことがメインなはず

横浜FM仁川ユナイテッド

『邁進も妥協も選択できないチームが招いた必然の結果』

中途半端に選んだ1アンカーは、アンカーが動きすぎる・SBの動きが従来通り内側に前のめりでリスクヘッジできていない、という点から、90分間ずっとスクランブル状態という角田と上島には地獄でしかない異常事態に終わった。

そもそも柔軟性が必要な戦術採用のわりに、いる選手が認知負荷耐性低めでというアンバランスを、渡辺皓太と喜田拓也の気合でチームにして繋ぎとめていた今季の状況。その命綱を解体したら案の定勇敢さは無謀さに変わり、今回の惨劇となった。

喜田は試合後、「失い方が悪い。・・・自分たちの力を上げる、それだけしかない」的なことを言っていた。
個人的に選手たちにミスを減らすことなどの向上を強いている時点でマネジメント的に問題があると思っている。

この試合、選手がふがいなく見えた。
真面目な選手は多いがクレバーな選手は少ない。
ただ、そのような状況を作ったのは誰か。
目の前の試合に本気で臨む、姿勢と形は示せていたか。
連戦用の出場時間コントロールの前にやれることはないか。

また懲りずに言う。
俺はこのチームでタイトルを獲りたい。
いまもこの先もずっと応援していく覚悟はできている。
だからこそ今いる選手たちと今いるサポーターで勝ち取って喜びたい。

自分も目の前の仕事や日々とちゃんと向き合って過ごしていこう。
自分のいる組織や仲間が苦しいときに前を向かせられる存在になりたいから頑張ろう。

2020/04/11の日記

「いま自分はペンネを食べたい」
心にふと湧いたそんな感覚を掴めたから、スマホで「ペンネ」を検索した。
ペンネアラビアータの赤が目立つ検索結果になんか違う気がして、今食べたいのはペンネ界隈でもクリームペンネなのだとわかった。
米を買いに行く、という休み唯一の必要火急の用事にクリームペンネの材料を追加した。

 

 

自分の好きがわからない、そんな慢性的な悩みを抱えている。
誰かに何を食べたいかと聞かれたら、相手が食べたそうなものを探してきた。
行きたい場所を聞かれたら、相手が自分に行きたいと言ってほしそうな場所を探してきた。
他人の中に正解を探しながら20代を過ごした。


本当に自分がしたいことや、いま食べたいものなんて考えたことがなかった。
こうした日々は、自分が本当に楽しいと思うことへの気付きとそれをする楽しみを奪う。
何かしたいけれど、したい何かがわからない。
何か食べたいけれど、食べたい何かがわからない。
改めて自分の部屋を見回すと、物がほとんど置かれていない。
ミニマリストなんて高尚さはまるでなく、ただ何を置けばいいのかわからないだけ。
お気に入りの家具を置きたいけれど、何がお気に入りなのかがわからない。

他人にどう思われるかをいつも気にする、クソみたいな自意識過剰が招いた自己の喪失である。
気付いたときには生まれてから30年が経っていた。
後悔していても仕方ないから自分の本当の好きを探しはじめた。
この歳ではじまる自分探しの恥ずかしさを気にしてはいられない。
趣味の映画鑑賞すら疑ってかかり、一番好きな映画にしていたアカデミー賞作品を見直してみた。
いい映画ではあるが好きな映画ではない気がした。
あの頃この映画を好きな自分でありたいというバイアスが働いていた気がする。
本当に自分がワクワクしてのめり込める映画はラブ・アクチュアリーノッティングヒルの恋人のような、単純な恋愛映画だった。

好きは流れるものだと知った、流れる心の機微を捉えるのは意識しないと難しい。
美術館はいい練習になった。
作品をみながら湧き出た想いを汲み取ればいい。
この画家は人物画より風景画の方がなんとなくしっくりくるな。
この作品の色使いになんとなく惹かれるな。
湧き出た「なんとなく」を拾っていくと、それが自分の好きの枠組みになっていく。

 

 

スーパーは買い溜め客で溢れていた。
なるべくはやく買い物を済ませたいが普段料理をしないためペンネを作るにも買うものが多い。
生クリームや粉チーズは高くて、Uber Eatsでペンネ頼んだほうが安いじゃんとマスクの中で嘆いた。
買い物後すぐに帰って、レシピまんまのクリームペンネを作った。
味は普通だったわりに、一定の内から湧き出る謎の満足感が残った。
自分の本当に好きなことリストに『休みの日の料理』を追加した。

少しずつ好きを掴んできたような気がするし、気のせいな気もする。
それでも暗闇に手を伸ばして、やりたいことを探す不毛な時間は減った。
家中心の日々で心がもやもやしたら恋愛映画や料理に手を出せばいい。


最近部屋に飾り始めたクリムトの絵のポスター、めちゃくちゃ気に入っている。

#ルヴァン札幌横浜FM

終了間際の決勝点なのに、小柏は淡々と喜んでいた。
さも決めて普通といった印象だった。
この試合は点を取り合う好ゲームであったが死闘ではなかったことがわかる。

横浜FC戦で感じたのは「もったいなさ」、柏戦は「虚無感」、この試合は「ありきたりさ」を感じた。
リーグ連敗中のカップ戦で普段ベンチのメンバーが良いプレーを見せたが、退場者もあり、結局逆転負けを喫した。
少しの期待感と結局負けた結果への不信感。
心に残った感情のどこを切り取っても、ありきたりな印象にしかならなかった。

この日自分は仕事終わり上司に飲みに誘われた。
仕事中から何となく誘われそうな空気を察してはいた。
上司と自分と部下の三人での飲みは楽しかった。
上司と二人して部下を「おまえのここがダメだ」といじったりもした。
終わったあとの帰りの地下鉄で、もう心はさっきまでの飲み会を消そうとしていた。
おそらく部下も同じだろう。

帰ってシャワーを浴びて、結果を知らないまま録画した試合を再生した。

もちろん村上悠緋のプレーには心が動いた。
右SBでもフォワードである価値を示そうとした。
けれど、ゴールは決められなかった。同点とされた場面ではボールに届かなかった。
高揚感は持続せず、淡々と試合をみて、退場でも「そりゃそうだな」と思い、そのままマリノスは逆転で負けた。
悔しさも大きくはならなかった。

そのまま淡々とテレビを消して日常に戻ろうとした。
そのとき喜ぶ札幌の選手をうつしている後ろで響く聞きなじみのあるチャントが聞こえてきた。
しばらくそのチャントを聞いてからテレビを消した。チャントが心に残り、ようやく心が負けた悔しさを感じ始めた。

それでも日々の中でこの試合は何事もなく過ぎ去ってしまった。
それが寂しくて、悔しかった。

けれど、幸い連戦である。良くも悪くもすぐに次がある。
カップ戦のビハインドにマリノスは極端に弱い。
だからこそ乗り越えて勝ち切ったときに自分とチームが得られるものは大きい。

成し遂げれば、この過ぎ去ったルヴァン札幌戦ファーストレグはターニングポイントに変わるかもしれない。
過ぎ去った過去は、今と少し先の未来の繰り返しで変えていくしかないのだから。

#柏横浜FM

見ていて苦しかった。
多くのミスがあり、まったくといってチームとして機能していなかったのに、頑張っていない選手がいなかったからだ。
自分たちが今季信じてきた戦い方をもがきながら繰り返し、17位のチームに何もできずに負けた。

今のマリノスというチームは信じるに値すると思っている。

真面目過ぎるきらいはあるが、人間性に優れチームファーストな選手が揃い、最高のリーダーシップだってある。
サポーターにとって応援しがいのあるチームだと思う。

個々では様々な方がいるとは思うが、集合体になったときにこれだけ誠実に愛を伝えられるサポーターはいないと思う。
柏アウェイをここまでホームに近づけられるマリサポの団結力は素晴らしい。
選手にとってサポーターのために頑張りたいと心から思えるチームだと思う。

信じるに値する選手。
信じるに値するサポーター。
いま信じられなくなっているのは、今季の戦い方だけ。

この戦い方での成功体験が少なすぎる。
個人的にはアウェイ鳥栖戦だけ。

敷かれてきたレール自体が正しかったのかという疑念が生まれている。
信じる根底がぶれだすとチームが崩れるのは早い。

チームが停滞したときにできることは「示して進む」だけだと思う。
サッカーの場合、示すのは監督コーチ、進めるのは選手、後押しするのがサポーター。

現状のチーム状況では、まずどういう方針をとるか監督コーチが改めて示すべきだと思う。
それは現戦術の継続でも、大きな変化でも、考え抜いて決めたことならなんでもいい。

怪我人や連戦の状況で示せることの選択肢が少ないのもわかっている。
けれどみんなモヤモヤしている。
暗闇のままむやみに進んではいけない。

難しい状況でもマリノス首脳陣が信じるに値する戦い方を示してくれることを願っている。
それをやりとげようとする選手と、後押しできるサポーターは揃っているのだから。

このチームで俺は勝ちたい。

コンプレイン

ブーイングや選手に不満を伝えることに対しての記事や意見を目にすることが多かった。
そういったものを見て自分が感じたことを書いていく。

サービス(接客)業をしているとお客様から苦情を言われることがある。
クレーム対応とも少し違う。クレームとは被った損害への請求で、私たちのサービスへの苦情や不平不満を伝えることはコンプレインと呼ばれる。

コンプレインで極端なことを言われることもあるが、基本的にはこちらに落ち度がありご迷惑をおかけしているので、現場責任者として頭を下げるしかない。

客「謝ってほしいわけではない。多くを求めているわけではない。普通のサービスを受けたかっただけなのに」
怒りを含めながらお客様は自分に伝えてくれる。
自分は相手の目を見て、がっかりさせた気持ちを想像して、相手の感情を理解しようとした上で、言葉を選びお詫びを伝える。

客「このままだと他の客も困る。君たちのためを思って言っている。クレーマーになりたいわけじゃない。」
その言葉に自分は頭を下げて、謝罪から感謝の言葉に切り替える。

ほぼ毎日のように繰り返されるコンプレインの一時対応はこうして終わっていく。

苦情や不平不満でご指摘をいただくことは、マイナスではない。
モヤモヤを持ち帰らずこちらに伝えていただくことでチームとしての至らなさが表面化され、全員で反省して成長機会にすることができる。

それでは、もし自分がお客様の立場となり、不備を受けてモヤモヤした気持ちになった場合、その気持ちをコンプレインとしてサービス提供者に伝えるだろうか
自分は不満を表明しない選択をすると思う。
なぜなら、自分にとってコンプレインを伝えることは少しスッキリする行為だから。
不満を伝えたことにより派生して得られてしまう小さな満足感が自分には少しだけ気持ちが悪い。
コンプレインを伝えたほうが相手の成長になるかもしれないがそんなの知ったこっちゃない。
こんな思いをするならモヤモヤして帰ったほうがましである。

「自分にとって」
コンプレインは、受ける分には貴重な成長機会、表明することは自己愛である。
それはブーイングの場合でもそんなに変わらない。

LIGHTHOUSE感想

LIGHTHOUSE | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

 

たりないふたりは若林の枠内で山ちゃんが枠外

LIGHTHOUSEは星野源の枠内で若林が枠外

 

若林さん、たりないふたりでの山ちゃんくらい「自分の話」が多かったね。

 

自分のことを知ってくれていて、感情優位に話しても理解して受け入れてくれる人と、定期的に話せるのはとても貴重で、想いや言葉が溢れて、変化のきっかけにもなりえる。

 

聞き手側としては自分がすでに持っていたり乗り越えたことがある認識の確認作業になる。それでも個人的には星野源とともに若林のピュアさを、本当にすごいなこの人、と微笑ましく見守った印象。

 

エピソード4の客前になったとたんの若林のエンジンのかかり方もエグくて面白かったが、やはり話の深さではエピソード3のクリスマスの回がピーク。

 

自分なりに頑張って家族や仲間がいてくれる居心地の良い場所を作り出すと、それはそれで責任や大切な人が増えてしまい、行ったことのない新しい場所へのトライがしづらくなる。

それは飽きが生じやすくて、同じことを繰り返せない人にとっては苦しい。

ドーパミンは興奮物質で期待物質、今の幸せの物質はセロトニン

家族や大切な仲間などとともにある今の幸せを高めることと、わくわくする未来を求めることを、はっきりと分けたうえで、両輪バランスよく充実させることが大切。

 

希望に溢れつつ汎用性があり全方位に優しい、星野源らしい素敵な考えだと思う。

 

全体的に若林の気づきが大きく、そこの話が多かったので、星野源もそこに合わせた自分の経験の話に終始した。

 

個人的には、やはりもう少し星野源の話が聞きたかった。

 

あともう少しおしゃれコンテンツになるかと思ったけれど、想像以上に民放テレビ番組感があり、特にテロップがうるさく品がなかった。

 

ついでに毎終わりに流れる星野源の曲も現場の感じやカメラワークが安っぽく魅力が半減していた。

 

結論的には番組のテイストが終始ちょっとダサかった。

 

それでもとても多幸感にあふれる魅力的な映像体験だった。

マルコス・ジュニオール

移籍を知り、様々な感情が溢れる中で、行き着いたのは「感謝」だけだった。
マルコスがマリノスに来てくれて良かった。
マルコスの存在がマリノスにとってなぜここまでありがたいものであったのか。

加入一年目優勝得点王シーズンのマルコスはいまよりギラギラしていた。
ゴールを決めればパフォーマンスで目立とうとした。
味方にも要求し、チームがうまくいかないとイライラもピッチ上で示し、荒いプレーもあった。
中心選手となり相手からのマークもきつくなると、審判にも不満を強く示した。
清水戦ではボールを高く蹴り飛ばし退場した。
相手に怪我を負わせたこともあった。

普段のマルコスはとてもおとなしい。
TheDayをみていて感じたのはチアゴ陽キャ感とマルコスの陰キャ感。
日本語がわからないのにTheDayをみてニヤニヤしているマルコスに自分を重ねたりもした。

内に秘めたパワーを自己愛ではなく、仲間のために使えるようになると人生は好転していく。
マルコスにはもともとおとなしく優しい性格で、そうなる素養もあった。
清水戦の退場や、優勝翌シーズンで任されたキャプテン、アンジェからの信頼、喜田・仲川・大津などが示すチームへの姿勢
年齢を重ねながら様々なことに触れ、経験を積むことで、なにに力をこめれば自分にも周囲にも幸せをもたらせることが本当の意味でわかってきた。
そこから真にチームのために行動できるプレーヤーに成長をしていった。

マルコスがずっと示してくれたマリノスへの愛は
自分を人として成長させてくれた存在への感謝も含まれていると思っている。
成長を促し受容できる場所が今のマリノスだ。

チームの変容とともに、マルコスのピッチ内での貢献は徐々に減っていった。
それでもマルコスは状況を他責にして自己愛に逃げる行為は一つも取らなかった。
葛藤は絶対あったはず、でも彼はもうすでに真に成長していたから折れなかった。

マルコスがマリノスに残したものの中で特に大きなものは、ブラジル人選手たちの献身性文化。
試合に出られていないマルコスが示すチームファーストの姿勢が後から来たブラジル人選手に刺さらないはずがない。
若く幼いメンタルなヤンマテウスに根気よく寄り添い続けてここまでにしたことは今季マルコスがいてくれた大きな成果だったと思う。

ピッチ内でもFC東京戦はさすがだった。
内なる狡猾さをチームのために生かして、松木玖生を退場させ、決勝ゴールを決めた。
仲川が抜け、真面目で正しい選手が増えた中で示された勝者のメンタリティで勝ち点3をもたらしてくれた。

横浜FC戦での先制点、柏戦での宮市へのアシストだってある。

マルコスはサッカー選手である。
ピッチ内でより輝くための選択をしたことを尊重したい。
そこに移籍金を発生させてくれたことも感謝したい。

マリノスでの人間としての成長から
ピッチ内とピッチ外でもたらせてくれたものの大きさ。
「感謝」以外何もありません。

マルコス・ジュニオール選手へ
あなたがマリノスをここまで愛し、それを何度も示してくれたから
私たちは今のマリノスを本気で愛していいんだと自信を持てました。
マリノスがチームとして強くなる過程で、あなたがいてくれたこと
アタッキングフットボールの本当の中心にあなたがいたこと
あなたはマリノスの歴史に残るプレーヤーです。
4年半最後までずっと愛を示してくれてありがとう。
いままでもこれからもずっとあなたを応援しています。